たまたま見ていたテレビの中で
ケロイドについて書かれた書籍は、医学的な知識がないと理解できないものが多いです。 分かりやすく解説してくれるコンテンツないかなと思っていましたが、なんとNHKで取り上げていました。
「肌のかゆみ・ケロイド まとめスペシャル」 – チョイス@病気になったとき – NHK
私はケロイドのこと、何も知らなかったなと思いました。
かつての私のように、治療がうまくいかずに諦めかけている方、そもそもどんな治療法があるのか分からずに一歩を踏み出せない方に、この情報が届けば嬉しいです。
NHKの番組で知った「ケロイドの基礎知識」
- ケロイドって、ただの傷跡じゃなかった
- 皮膚にできた傷は、月単位で変化し、最終的には肌になじんでいきます。年を重ねると色素沈着して残る場合もありますが、赤くはなりませんよね。
- しかし何らかの原因で皮膚の中で炎症が起こり、治らずに慢性化したり、赤く盛り上がってしまうそうです。その一つがケロイドや肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)と呼ばれます。
- 肥厚性瘢痕はもともとあった傷跡よりも大きくなることはなく、その傷跡で盛り上がったり固くなったりします。しかし、ケロイドはもともとあった傷跡より水平に大きくなり、周囲の皮膚が赤くなりことが多いという特徴があります。
- また、肥厚性瘢痕は長い時間をかけて自然に小さくなることがありますが、ケロイドは徐々に大きくなり、自然に治ることはほとんどないそうです。
- なぜ私に?ケロイドができる原因
- 原因はまだ完全には解明されていないようですが、「体質」が大きく関係しているようです。
- あまり人の体をじろじろ見るのは気が引けるのですが、ケロイドがある人を街で見かけたことがないです。(ま、私も隠していますが)「なんで自分だけ…」と思っていましたが、なりやすい体質があることを知り、少しだけ気持ちが楽になりました。
- 見た目だけじゃない、かゆみや痛みの辛さ
- ケロイドの症状は見た目だけでなく、かゆみや痛み、ひきつれ感などがあります。急に「痛い!」と言ってしまうほどの痛みがあり、周りの人に心配されます。
もう一度頑張ろうと思えた最新の治療法
- 治療法は一つじゃない!専門医が紹介していた選択肢
- 保存的治療(手術をしない方法)
- 塗り薬・貼り薬: ステロイドの塗り薬やテープなど。私もここからスタートしました。
- 飲み薬: 「リザベン」など。アレルギーを抑える薬がケロイドにも使われることに驚きました。花粉症なので馴染みがありました。
- 注射: ステロイドの注射。私もやりました。とてもとても痛いです。しかも一か所じゃないので本当に痛いです。注射される前から「痛い!」と言って警戒しています。でも効果は高いと思います。私もこれで何か所かよくなりました。
- 外科的治療(手術など)
- 手術: ケロイドを切り取る方法。再発のリスクはあります。
- 放射線治療: 手術と組み合わせることで再発率を大きく下げられるようです。
- 保存的治療(手術をしない方法)
ポイント:患者体験談の中でもありましたが、ステロイドシールと注射を併行するとより効果が表れるようです。私はシールが面倒になって注射だけやっていたので、あまり効果が得られなかったようです。
※どの治療法が合うかは人それぞれなので、専門医と相談することが大切です。知識があるといろいろ質問できるので、納得して治療ができると思います。親身に聞いてくれる専門医が見つかると心強いですよね。
私が「もう一回治療を頑張ろう」と思えた理由
- 以前の治療で諦めてしまった過去
- 痛いのに治らないのが一番つらいですよね。私は結婚式をやったからもう背中を出すことはないだろうとやめてしまったんですよね。
- でもケロイドができ始めた当初の写真を見て、「え!全然きれいじゃん!はじめからちゃんとやっておけばこんなに広がらなかったのでは…」と後悔しています。
- NHKの番組がくれた「きっかけ」
- ステロイドのシールを貼ってもよくならない、効果がないと思っていましたが、患者体験談で「シールを貼るとケロイドが柔らかくなった」と書いてあり、え!そうなの?と思っていました。
- そして実際貼ってみると確かに柔らかくなったんですよね。きっと以前も変化があったんですが、自分がよく観察してなかったのが原因かなと。
- 同じように悩むあなたへ
- 自分の体のことですから、まずは情報収集からでも、専門医に相談に行くだけでも、大きな一歩だと思います。
- 私も、もう一度頑張ってみます。シール貼るの本当にめんどくさいし、背中に手が届かなくてつりそうになるけど、私は洋服が好きなので、キャミソールとかタンクトップとか本当は着たいんですよ!!
- だから一緒に頑張りましょう。タンクトップ着ましょう。

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