痛くて痒いケロイド治療のリアル|飲み薬・レーザー・ステロイド注射を経験した私の口コミ

ケロイド

「背中のニキビ跡が、いつの間にか赤く盛り上がって痛い…もしかしてこれってケロイド?」 「ケロイド治療って、どんなことをするの?本当に治るの?」

そんな悩みを抱えていませんか? この記事では、大学生のころから10年以上ケロイド治療を続ける私のリアルな体験談をもとに、

  • これまで試した治療法(飲み薬・レーザー・注射)の効果と痛み
  • 治療にかかった期間や費用感
  • 妊娠中・授乳中の治療はどうしたか

について正直にお話しします。

私のケロイドの症状【痛み・痒み・見た目の変化】

写真を掲載するのが一番分かりやすくお伝えできるのですが、どうも生々しくて全世界に発信できるものではないので、写真をトレースしたイラストで私の今のケロイドの状態をお見せします。

私の背中のケロイドをイラストで

こんな感じです。一番大きいのが右肩、あとは細かくケロイドがあります。ほぼ全て盛り上がっています。右肩の大きいところは、ずきずき痛むことがあります。急に「痛い!」と言ってしまうほど「ずきん」と痛むときもあります。

しかし、ステロイドの貼り薬を貼ると痛みがなくなります。搔かないように冷たいタオルを当てる時もありました。

痒みは背中の辺りにあります。保湿はしています。また衣類は肌に優しい綿素材を選んでいます。秋冬はインナーは綿100一択です。

私が試したケロイド治療法と効果

ケロイド治療で使うステロイドの貼り薬とはさみ

①飲み薬(トラニラスト)

トラニラストは抗アレルギー薬ですが、傷跡を治す効果もあると言われ、ケロイド治療のひとつとなっています。ケロイド特有の痛み、痒みを抑制する効果もあります。

(期間)8年くらいは処方してもらってました。妊娠中は服薬していません。
(費用)保険適用。診察と薬代で毎回1500円くらいでした。
(メリット)飲み薬なので痛みが伴わないこと
(デメリット)効果が出るのに時間がかかること、1日3回飲まないといけないけれど忘れっぽい人には不向きかも…、妊婦になると服薬できないこと

②ステロイドの貼り薬

飲み薬とともに処方されました。

(期間)ずっと貼ってます。
(費用)保険適用。診察と薬代で毎回1500円くらいでした。
(メリット)ケロイドに直接貼るので一番効果がありそうなこと
(デメリット)ケロイドの大きさや数によっては毎日貼りかえるのが大変なこと。特に背中は見づらいので、私は家族に手伝ってもらってます。

背中のステロイドの貼り薬をお風呂の中ではがして、手の甲に貼ったときの手の甲の写真。シールが10枚以上手の甲に貼ってあります

③自費のレーザー治療

(期間)1か月に1回半年くらい
(費用)保険適用外、1回あたり約5000円でした。
(メリット)これも効果ありそうな感じ。レーザー照射されると焦げたにおいがして、肌の色が紫色に変わる
(デメリット)とてもとても痛い。輪ゴムでぱっちーんされる感じのもっと痛いバージョン。痛みに極端に弱い人には辛い治療法だと思います。

④ステロイド注射

(期間)この処置が一番長い。妊娠中はやってません。
(費用)保険適用。診察と薬代で毎回1500円くらいでした。
(メリット)これも効果がありそう。
(デメリット)とてもとてもとても痛い。私の場合は数があるので本当に痛い。こちらも痛みに極端に弱い人には辛い治療法だと思います。その日はお風呂に入れない。(私は肩にお湯がかからにように洗髪だけしなかった)

ケロイドは根治する?皮膚移植は?お医者さんに聞いたこと

肩が露出した洋服を着た女性の後ろ姿

皮膚移植をしたらきれいになるのでは?と思い、お医者さんに聞いてみたこともあります。

わたし
わたし

この肩のところだけでも、肌を移植させたらきれいになりませんか?

お医者さん
お医者さん

うーん、移植してもまた出てきちゃうと思うなあ。ケロイド体質だからしょうがないかもね。ニキビができないようにすることが大切。

ケロイドを完璧に治すのはとても難しいようです。美容皮膚科のホームページにもケロイドの皮膚移植についてのメニューがありましたが、注釈で、「再発する可能性もあります」とありました。

ケロイドかな?と思ったら何科に行くべき?

私は最初、近所の皮膚科を受診しました。ケロイドの専門的な治療や手術を検討する場合は形成外科という選択肢もあるようです。まずは、かかりつけの皮膚科医に相談してみるのが良いと思います。

皮膚科によっては、ステロイド注射をやっていないところもあります。そのときは「近くでステロイド注射をやってくれる病院ってありますか?」と聞いてみると教えてくれるかもしれません。

妊娠中、授乳中のケロイド治療について【現在の私の状況】

妊娠中は胎児への影響を考慮して、授乳中は母乳に影響が出る可能性があるため、ステロイド注射は一旦お休みしましょう、とお医者さんから説明を受けました。ステロイドの貼り薬だけやっていました。

今でもケロイドはずきずきして痛いので、ステロイドの貼り薬は継続中です。

最近は鎖骨や顎周りのほうにも出てきており、悲しみが隠せません。

ケロイド治療で後悔していること、今から頑張りたいこと

ケロイド自体、体に悪さするものではないんですよね。痛みや痒みはあるけれど、日常生活に影響するかというとそうではなく…

見た目は悪いけど、肌を出すこともほとんどないので、一度治療をほとんどしていなかった時期もあります。(半袖着てれば隠れる箇所なので)

ですが最近、ケロイドができ始めた時の写真を発見し、「当時ってこんなきれいだったの!?」と思うくらい背中のケロイドが少なかったんですよね…(ショック)

ケロイドは長引けば長引くほど、きれいに治るのに時間がかかります。

このブログを読んでくださっている方で、もし少しでも気になるニキビ跡や傷跡があるなら、私のように後悔する前に、ぜひ一度お医者さんに相談してみてください。早期治療が何より大切だと、今の私は痛感しています。

まとめ:同じケロイドで悩むあなたへ

女性が顔を洗っているイラスト

ここまで、私の10年以上にわたるケロイド治療の体験談をお話ししてきました。
今も痛みや痒みと付き合う日々ですが、同じように悩んでいる方の「こんな治療法があるんだ」「自分だけじゃないんだ」という参考になれば嬉しいです。

新しい治療法を待ちながら、一緒に頑張りましょう。

より専門的な情報はこちらから→ケロイド・傷あと外来 ケロイドの原因・治療を解説|日本医科大学形成外科学教室

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